原谷地域は、戦後、京都府の事業として開拓され、当時は、
10数戸の入植者で、農業を営む静かな集落でした。
1960年代には西陣機業の地として開発され、その後は、
都心に近いということから急激な人口の増加となりました。
その過程には環境衛生、上下水道、道路、交通、医療、防
犯集会場等々、日常の生活に関わる課題が次々と生まれて来
ました。
こうした中で、働きながら子育てをする人たちの「原谷に
保育園を作ってほしい」という切実な思いが、要求運動に発展
してゆきました。
様々な努力の中、さつき保育園は、1968年(昭和43年)
10月1日に全国初の30人定員の保育園としてスタートしま
した。翌1969年3月25日には、社会福祉法人京都さつき
会として、法人の認可も受けました。
厳しい冬を越して春を迎え、山々にはツツジが、保育園の周
りには、沢山のツツジが咲き乱れていました。サツキが咲く頃
この運動を思い出し、初心に帰るようにと、「さつき保育園」と
命名しました。 |
昭和43年10月26日 鍬入れ 起工式
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創立以来、「花には太陽を、子どもには平和を」との思いを
基に歩んできました。
そして、これまで大切にしてきた子どもの発達と親の社会的
活動の権利を保障し、家族の幸せを支えること、そして地域に
根ざして人との繋がりをこれからも大切にしてゆきます。
日本国憲法と児童憲章の精神を基本理念とし、平和的生存権、
基本的人権を最大限に尊重しどの子も差別することなく、保育
と子育て支援が受けられる社会を目指します。
職員は絶えず社会に目を向け、資質向上のために研鑽に努め
ます。
また人類の平和と文化を愛する社会の一員となり、平和と子
どもの最善の利益を守るために努力します。
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棟上げを喜ぶ法人役員、柏野生健会の方々。材木は、無償で提供され、
ボランチアで木を伐り出して建設しました。 |
役員体制
理事長 竹﨑 洋一
副理事長 塚原 三津子
理 事 松村 啓一
古川 美佳
岡田 佳子
日下部未樹
谷口 研二
評議員 神田 幸子
河居 道男
竹村 忍
黒川 滋携
市原 真理
佐藤 ひで
佐々木重光
田中 健治
監 事 近藤 進
上大湯香織
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建設を喜ぶ、当時の保育士、保護者の方 法人役員の方々 |
令和元年 5月 調理・乳児棟の改築、幼児棟の改修をしました |
乳児も階段を よちよちよちと
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